弦が3日で錆びる!?ピックガードを疑え!その2
- 智史 梅津
- 3月2日
- 読了時間: 3分
2024年3月、百瀬恭夫さんが亡くなった、という知らせが届いた。そこで改めて、「3日で弦が錆びるBurnyをなんとかしたい」と思った。原因解明につながるヒントがなにかみつからないか、と、また弦交換しては錆び、錆びては弦交換するということを繰り返したのが、ふと気づいたことがあった。
まず錆びるのは主に1〜2弦のプレーン弦で、3〜6弦の巻弦にはほぼ影響がない、ということ。
そして、弦にザラつきが発生したかどうかを探る時に、1フレット側から指の腹をすべらせていたのだが、1フレットから14フレットくらいまでは「さすがにコーティング弦!」という滑らかさなのに、15フレットくらいからいきなりザラつき始める、ということ。
さらに、フレットもよくよく見ると、15フレット以降の1〜2弦側にザラつきがみられ、フレットのエッジもそのあたりだけに赤錆が発生している、ということ。

その付近にあってアヤしいもの、といえば、「あ、ピックガードか」というところに行き着いた。
70年代のセルロイドのピックガードはしばしば「崩壊する」ということが、よく知られている。これは、硝酸セルロースの経年劣化やガス化によって引き起こされるらしいのだが、この「ガス化」がスチール製の弦にはよくないのではないか、と。
ただ、BurnyのDOVEのピックガードをみても、特に崩壊している様子も、変形している様子もなく、ピックガードが原因で弦が錆びるという現象が報告されているようなブログなどにもたどり着けず、あくまでも「仮説」の域を出てなかったので、ここからさらに検証を続けることにした。

さらなる原因解明に向け、ピックガードをボディから剥がし、ピックガードと弦をビニール袋に入れて別途保管。本体の弦も新しいものに交換して、ハードケースに保管してみた。
数週間後、ビニール袋を開けてみると、案の定弦にはサビがびっしり。本体の方の弦の被害は圧倒的に減ったが、若干のザラつきが発生していたので、ピックガードそのものではなく、接着剤の悪影響ということも考えられると思い、次にピックガードの裏に残っていた接着剤を紙やすりで綺麗に剥がし、あらためて弦と一緒にビニール袋に保管した。本体の方に少し残っている接着剤も剥がしたかったのだが、そちらは素人作業で手を出すのが怖かったので、とりあえずそのままで弦だけ替えてハードケースに保管した。
そしてまた時間が経ってからビニール袋を開けると、弦にはやはりサビがびっしり。一方の本体の方にも若干のザラつきは出たものの、進行速度やサビ付き具合としては今までの比ではないくらいに改善されていたので、「これはもう、ほぼほぼピックガードで間違いない」という結論に至った。
結論に至って、打つ手はあるのか!待て、次号!







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